El mes de abril, si nada ni nadie lo impide, quiero ver cumplido un deseo: liberar la versión 4.0 del manual de japonés^^. Por ello estoy este mes dedicándome de lleno a leer de nuevo de principio a fin el manual. A parte de haber encontrado aún errores (que bochorno >///<), he cambiado completamente la fuente al manual, retocando algunos cuadros, añadiendo furiganas a mucho del texto en japonés que antes no lo tenía, y rellenando con material jugoso e interesante los huecos vacíos que van quedando entre secciones. Verdaderamente la versión 4.0 va a ser toda una pasada, y deseoso estoy de llegar a la última página para poder acabar y publicarlo. Además, ahora con en nuevo formato del blog, será posible verlo online desde el navegador^^
Para hacer más amena la espera, me he decidido tomarme un descanso y hacer una entrada con algo que encontré buscando que incluir entre líneas en el manual. Bueno, en realidad, ya llevaba tiempo buscando algo así, pero se ha dado la circunstancia de que buscando material interesante que incluir al manual, encontré una excelente web en donde han publicado gratuitamente cerca de quince cuentos tradicionales japoneses completos traducidos al inglés.
Es una oportunidad muy deliciosa para todos aquellos que estéis aprendiendo japonés de tener un material sumamente interesante con el que dar los primeros pasos en la comprensión de este idioma tan difícil como apasionante. Por otra parte, ya que la entrada está dedicada a lo que es cuentos tradicionales japoneses, no puedo desperdiciar la oportunidad de recomendaros una serie de animación como es ふるさと再生 日本の昔ばなし más conocida por Nihon no Mukashi Banashi.
La serie está siendo retrasmitida en emisión simultanea con Japón en Crunchyroll y si no estoy equivocado, es posible que la podáis ver sin problemas sin ser miembros Premium. Si no fuera el caso, podéis hacer usos de las claves de 48 horas que estamos ofreciendo en esta entrada^^.
Para completar un poco la entrada y animaros a que optéis por la versión escrita de los cuentos, me voy a tomar la libertad de tomar uno de los cuentos tal cual están publicados en la página web que os he comentado líneas atrás y voy a publicarlo traducido al español. Que lo disfrutéis^^.
Un saludo a todos, gracias por leer^^
ももたろう
むかし、 むかし、 ある ところ に おじいさん と おばあさん が いました。
おじいさん が 山(やま) へ 木(き) を きり に いけば、 おばあさん は 川(かわ) へ せんたく に でかけます。
「おじいさん、 はよう もどって きなされ。」
「おばあさん も き を つけて な。」
毎日(まいにち) やさしく いい あって でかけます。
ある日(ひ)、 おばあさん が 川 (かわ) で せんたく を して いたら、
つんぶらこ つんぶらこ もも が ながれて きました。
ひろって たべたら、 なんとも おいしくて ほっぺた が おちそう。
おじいさん にも たべさせて あげたい と おもって、
「うまい もも こっちゃ こい。 にがい もも あっちゃ いけ。」 と いったら、
どんぶらこ どんぶらこ でっかい もも が ながれて きました。
おばあさん は よろこんで、 もも を いえ に もって かえりました。
ゆうがた おじいさん が 山 から もどって きました。
「おじいさん、 おじいさん、 うまい もも を ひろった で めしあがれ。」
おばあさん が きろう と したら、
もも が じゃくっ と われ、
ほぎゃあ ほぎゃあ 男(おとこ) の あかんぼう が とびだしました。
「こりゃあ たまげた。」
「なんちゅう げんき な あかんぼう だ。」
ふたり は あわてて おゆ を わかす やら きもの を さがす やら。
ふたり は この 子(こ) に ももたろう と いう 名(な)まえ を つけ、
それは それは だいじ に そだてました。
ももたろう は まんま を 一(いっ)ぱい たべたら 一ぱい だけ、
二(に)はい たべたら 二はい だけ
ずんずん 大(おお)きく なって、
たいへんな 力(ちから)もち に なりました。
なに を おしえて も すぐ おぼえ、
いえ の しごと から 山(やま) の しごと まで てつだって くれました。
「こんな 子ども は めったに いる もん じゃない。」
おじいさん も おばあさん も いよいよ ももたろう を かわいがりました。
ところが、 その ころ、 おに ども が ちょくちょく 村(むら) へ やってきて は わるい こと を して いました。
「よし、 おら が たいじ してやる。」
ある日、 ももたろう は おじいさん と おばあさん の まえに りょう手(て) を ついて いいました。
「おにがしま へ おにたいじ に いく から、 日(にっ)本(ぽん)一(いち) の きびだんご を つくって くれ。」
「なに いう だ。 いくら 力 が つよく ても おまえ の かてる あいて じゃない。」
ふたり は びっくり して とめました が、 ももたろう は しょうち しません。
「そんなら しかたが ない。」
おばあさん は たべれば 百(ひゃく)人(にん)力(りき) の でる 日本一 の きびだんご を つくって くれました。
おじいさん は あたらしい きもの を だし、 はた まで つくって くれました。
きりりと はちまき を しめ、 かたな を こし に さしたら、 つよ そうな わかもの に なりました。
「まけたら、 しょうちせん ぞ。」
「しっかり やって くるん だよ。」
おじいさん と おばあさん は なみだ を こらえて いいました。
「では、 いってまいります。」
ももたろう は むね を はり、 ぐいと くちびる を かみました。
村はずれ まで くる と いぬ が きました。
「ももたろう さん、 ももたろう さん、 どこ へ いきなさる。」
「おにがしま へ おにたいじ に。」
「こし に つけた もの は なんでござる。」
「日本一 の きびだんご。」
「そんなら ひとつ くだされ、 おとも します。」
「よし、 やろう。 ついて こい。」
山 の ほう へ いく と さる が きました。
「ももたろう さん、 ももたろう さん、 どこ へ いきなさる。」
「おにがしま へ おにたいじ に。」
「こし に つけた もの は なんでござる。」
「日本一 の きびだんご。」
「そんなら ひとつ くだされ、 おとも します。」
「よし、 やろう。 ついて こい。」
山 の おく へ いく と きじ が とんで きました。
「ももたろう さん、 ももたろう さん、 どこ へ いきなさる。」
「おにがしま へ おにたいじ に。」
「こし に つけた もの は なんでござる。」
「日本一 の きびだんご。」
「そんなら ひとつ くだされ、 おとも します。」
「よし、 やろう。 ついて こい。」
ももたろう は いぬ と さる と きじ を ひきつれ、
いよいよ おにがしま へ しゅっぱつ しました。
山 を こえ、 たに を こえ、うみ に でる と、
おに の ふね が ありました。
ももたろう たち は ふね に のりこみました。
ふね は なみ を けたてて ぐいぐい すすんで いきます。
「おにがしま が みえた ぞ。」
きじ が さけびました。
おにがしま には 大きな 門(もん) が たって いました。
「たのもう。」
ももたろう が 門 を たたきました。
でも、 へんじ が ありません。
そこで さる は 門 に よじのぼり、
なか から かぎ を はずしました。
「おら は 日本一 の ももたろう。 おに ども かくご せい。」
ももたろう は かたな を ぬいて とびこみました。
「なに を こしゃくな こぞう め が。」
おに ども は かなぼう を ふりあげ、
ももたろう に おそい かかって きました。
きじ は くちばし で つっつき、
さる は つめ で ひっかき、
いぬ は かみつきました。
ももたろう は、 きってきって きりまくりました。
きびだんご を たべて いる ので 百人力 です。
とうとう おに ども は 一ぴき のこらず やっつけられました。
「まいった。 いのち ばかり は おたすけ を。」
おに の おやぶん は りょう手 を ついて あやまりました。
「もう 二ど と わるい こと は しない。 たからもの を ぜんぶ わたす から かんべん してくれ。」
「よし、 それなら たすけて やろう。」
ももたろう は たからもの を くるま に つんで
えんやら えんやら 村(まち) へ もどって きました。
「やっぱり おら たち の ももたろう は 日本一。」
おじいさん と おばあさん が いったら
村 の ひと たち も 手(て) を たたいて、
「日本一 の ももたろう。」 と いいました。
ももたろう は 村 の ひと にも たからもの を わけて あげ、
おじいさん と おばあさん と 三(さん)人(にん) で
いつまでも しあわせ に くらしました。
ほれほれ、 みんな も しっかり まんま を たべて ももたろう みたい に ならなくちゃ のう。
ISBN4-591-03701-0 C8739 P1000E
Traducción original de Tom Ray y Hiromi Mochizuki (hiromi@hip.atr.co.jp)